糖尿病は健康診断ではわからない?見逃されやすい理由と自覚症状

はじめに

「毎年健康診断を受けているから大丈夫」——そう思っていても、糖尿病やその予備群が見逃されてしまうことがあります。この記事では、健康診断で糖尿病が見逃されやすい理由と、注意しておきたい自覚症状について解説します。

糖尿病そのものの仕組みや原因については、前回の記事「糖尿病とはわかりやすく解説|なぜなるのか原因も紹介」もあわせてご覧ください。

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・糖尿病が健康診断ではわからないことがある理由

1. 空腹時血糖値は「その日一時点」の数値にすぎない

一般的な健康診断で測る空腹時血糖値は、検査当日の状態を反映したものです。前日の食事や体調によって数値が変動するため、普段は血糖値が高くても、検査時にたまたま良い数値が出てしまうことがあります。

2. 初期は自覚症状がほとんどない

糖尿病は初期段階でほぼ症状が出ません。本人が「調子が悪い」と感じにくいため、検査を受けるまで気づかないケースが多くあります。

3. HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を測定していない場合がある

過去1〜2ヶ月の血糖の平均的な状態を反映する「HbA1c」という検査項目があります。空腹時血糖値だけでなく、このHbA1cも合わせて確認することで、より正確に糖尿病のリスクを把握できます。健診結果にHbA1cの項目があるか、一度確認してみることをおすすめします。

4. 健診の項目やタイミングによる限界

健診によっては血糖値関連の項目がオプション扱いだったり、食後の時間経過が人によってバラバラなまま採血されたりすることもあります。同じ「異常なし」でも、実際の血糖コントロール状態には個人差が生じやすい点も知っておくとよいでしょう。

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・糖尿病の自覚症状

糖尿病はかなり進行するまで自覚症状が出にくい病気ですが、以下のようなサインが現れることがあります。

- のどが異常に渇く、水をよく飲むようになった
- 尿の量や回数が増えた(特に夜間)
- 疲れやすい、体がだるい
- 食べているのに体重が減る
- 傷や皮膚のトラブルが治りにくい
- 目がかすむ

これらの症状に心当たりがある場合、すでに血糖値がかなり高くなっている可能性があります。症状の有無にかかわらず、定期的な検査で早期発見を心がけることが大切です。

・症状が出た時にはすでに進行しているケースも

糖尿病は自覚症状が出た段階で、すでに合併症が始まっていることも少なくありません。「症状がないから健康」と判断せず、定期的にHbA1cを含めた検査を受けることが、早期発見の一番の近道です。

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・まとめ

- 健康診断の空腹時血糖値は「一時点」のデータであり、見逃しが起こりうる
- HbA1cを確認することで、より正確に血糖の状態を把握できる
- 初期は自覚症状がほとんどなく、症状が出た頃にはかなり進行しているケースもある
- のどの渇き・多尿・体重減少などのサインを見逃さないことが大切

実際の血糖値の数値がどのくらいから「注意が必要」なのか、次の記事で詳しく解説しています。

→ 関連記事。血糖値の数値の見方|正常値・境界型・糖尿病型の目安を解説**

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*本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断や治療の代わりとなるものではありません。気になる症状がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。*

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